mixer, serendipity, looting, elude... 映画『ミッチェル家とマシンの反乱』で学ぶ英語

2021年からNetflixで公開されている映画『ミッチェル家とマシンの反乱』(原題:The Mitchells vs. the Machines)。子供も楽しめるアニメ映画ではあるが、単語でも口語表現でも知らないものが多く、つくづく自分の英語力ってたいしたことないんだな~と思わされる。

we’re strapped in for success

冒頭のケイティのナレーションから。strapped inで「シートベルトを締めて」の意味。


you’re a hardened criminal, and you got nothing to lose

映画ごっこをするシーンでケイティが弟に役をふる際のセリフ。hardened criminalで「常習犯」の意味。

I’m here to bust criminals and lick my own butt. And I’m all out of criminals.

愛犬にセリフを言わせるシーン。all out of ~ は「~を使い果たした」という意味で、「I’m all out of money(金が全然ない)」というように使われるようだが、ここでは正直よくわからなかった。「(自分が)犯罪者を全部捕まえたからもういない、新たな犯罪者はどこだ」みたいなことなのだろうか。


To survive in the outdoors, you’ll need to know how to trap wild game.

父リックが子供たちに言うセリフ。ここでのgameは「(狩猟の)獲物」の意味で、wild gameで「野生の獲物」の意味。


After a long day at work, nice to see your faces, bathed in ghoulish blue light.

スマホしか見てない家族に父リックが言うセリフ。bathed inが「~を浴びる」、ghoulishは「おぞましい」の意味。名詞形のghoulは「墓を荒らして死体を喰う悪霊」を意味する。「東京喰種」の「グール」もこのghoul。


we’re not gonna be able to help you, you know, if things don’t… pan out.

カリフォルニアに行くことになったケイティにリックが言うセリフ。pan outは「うまくいく」の意味で、通例否定・疑問文で使われるようだ。ここでも「もしうまくいかなかったら…」の意味で使われている。

It’s got character, class, and some green ooze we can learn about together.

リックが愛車について自慢げに言うセリフから。have characterだけで「(良い意味で)個性がある」「品位がある」といった意味になるらしい。have classも「品がある」の意味。oozeは動詞で「にじみ出る」、名詞で「にじみ出た液体」。

And it comes with one coupon for a father-daughter stick shift lesson

さらにリックのセリフから。stick shiftは自動車の変速レバーのことで、同義語はgearshift、shift leverなど。

There’s a mixer, Dad. A mixer!

ケイティセリフから。mixerは「親睦会」の意味。

Your father is trying. Let’s meet him halfway here

母リンダがケイティに諭していうセリフ。meet someone halfwayで「<人>と妥協する」の意味。


Ah! Serendipity, you surprise me again.

ミッチェル一家に出会った近所の奥さんが言うセリフ。serendipityは「偶然の発見」「掘り出し物」「(それを見つける)能力」といった意味。


Did Mom tell you to say that? No…Yes. It couldn’t hurt, though.

ケイティと弟アーロンのやり取りから。It won’t (wouldn’t) hurt to do ~ で「~しても大した問題はない」「害はないだろ」といった意味で、ここでのIt couldn’t hurtも同じ意味と思われる。


We have the kill code stored in our memory, but to enact it, you would have to embark on a perilous journey

途中から登場するロボット2台のセリフ。perilousで「危険に満ちた」の意味。


That’s right. We forged ahead, through the mud and grime,

ケイティがリックを説得する中でのセリフ。forge aheadで「(力強く)前に進む」、grimeは「汚れ」(dirt)の意味。


Isn’t it lovely, Mark? No pesky relationships to hold you back. Just you all following your bliss. Alone.

パルのセリフから。peskyは「面倒な」という意味の口語表現で、類義語はannoying。hold someone backで「<人>の成長や前進を妨げる」の意味。


Rick Mitchell, there is a time and a place for looting.

ファービー人形の恐怖から逃れたあとリックがいきなりガラスを壊してタイヤを拾い出し、それに対してリンダがいうセリフ。lootingは「略奪」の意味だが、暴動などに乗じて物を盗むという意味でもあり、海外ドラマや映画で割とよく出てくる言葉。there is a time and a place for ~ は「~するには適切な時間と場所というものがある」の意味。


I wish to flop around in a blind rage

ミッチェル家が逃げたことを知ったパルのセリフ。flop aroundは「動き回る」、blind rageは「我を忘れるほどの怒り」。

What is it about you Mitchells that eludes me? These idiotic robots just aren’t getting it done.

引き続きパルのセリフから。elude ~ で「~から逃れる」の意味。elude someoneは「<人>が<主語>を達成できない、思い出せない、理解できない」といった意味にもなる。例:He was extremely tired but sleep eluded him(Oxford Learner's Dictionaries)(彼はとても疲れていたが眠れなかった)。get it doneは「達成する」「完了する」の意味で、おそらくここでは「このロボットどもは使い物にならない」といっているのだろう。


If this obstinate man could change his programming… we decided we could change ours.

終盤でロボットがリックについて言うセリフ。obstinateは「頑固な」の意味で、類義語はstubborn。