lurk, rub off on, mansplaining... 映画『ブレット・トレイン』で学ぶ英語

2022年公開の映画『ブレット・トレイン』(原題:Bullet Train)で英語を学んでいきます。

Okay, simple snatch and grab.

任務の説明を受ける天道虫(ブラッドピッド)のセリフから。snatch and grabで「ひったくり」の意味。smash-and-grab だと「窓などを破って行う強盗」を意味する。


not all there

檸檬と蜜柑が「息子」と喋るシーンで檸檬がつぶやくセリフ。not all thereは「ちょっと変」とか「ちょっとバカ」の意味。


Yeah, I still feel like there’s a diesel lurking about.

「まだディーゼルがどっかで隠れているような気がする」という檸檬のセリフ。lurkは「潜む」「潜伏する」「こそこそ行動する」の意味で、類義語はhide, sneakなど。また、ネットの掲示板などで投稿はせずに読むだけでいる、という意味もあるらしい。


I knew my luck would rub off on you.

王子が木村に言うセリフ。rub off on someoneは「(性格・気質などが)<人>に乗り移る、感染する、受け継がれる」といった意味で、ここでは「私の運がお前にも移ると思っていた」といった意味。例:Her sense of fun has rubbed off on her children.(Oxford Learner's Dictionaries)


I still need a fall guy.

列車を降りるつもりの天道虫に蜜柑が言うセリフ。fall guyは「身代わり」「スケープゴート」の意味。

It’s a bit of a conundrum, really,

その後の蜜柑のセリフから。conundrumは「難問」「なぞなぞ」といった意味。


I’m mansplaining, I’m mansplaining again.

天道虫がスズメバチに「予備の解毒剤を持っていないのかよ?」と言った後に自分に言うセリフ。mansplainは男が女性に上から目線で話すことで、2000年代頃から使われている言葉のようだ。


Your son’s a complete bell end and f--kin’ deserves to be bleeding out of his eye sockets.

蜜柑が電話で報告するシーンから。bell end はイギリスのスラングで「〇頭野郎」(「鐘の先端」に由来)。本作ではこの場面以外でも何度か言っている。