viper, Babylon the Great...『真夜中のミサ』で学ぶ英語(7)

Netflixで2021年に公開されたTVシリーズ『真夜中のミサ』(原題:Midnight Mass)エピソード7で英語を学んでいきます。

Does anyone have service?

避難した一行の会話からエリンのセリフ。ここでのhave serviceは「携帯の電波が入っている」という意味。類義語はsignal。no serviceで「電波が入っていない」の意味。


That was uncalled for.

「You aren't a good person」に対してベブが言うセリフ。uncalled forは「求められていない、無用の、余計な」という意味。類義語はunnecessary。「いわれのない」といった意味もある。

Not until you pull the plank from your own eye, as it were.

ベブのセリフで、新約聖書の一節(↓)からの引用。

You hypocrite, first take the plank out of your own eye, and then you will see clearly to remove the speck from your brother's eye.
偽善者よ、まず自分の目から梁を取りのけるがよい。そうすれば、はっきり見えるようになって、兄弟の目からちりを取りのけることができるだろう。

She's stalling. Check around back.

さらにベブのセリフから。stallは「言葉をにごす、時間稼ぎする」といった意味。また、「失速する、エンストして止まる」といった意味もある。


Every moment of every hour of every day, a deluge of deaths

司祭のセリフから。delugeは「大洪水、豪雨」の意味で、a deluge of で「~の殺到」といった意味。


He blotted out every living thing that was on the face of the ground

ベブが外の光景を見せながらいうセリフで、旧約聖書「創世記」からの引用。blot out で「抹消する」の意味。

Viper's brood

新約聖書を引用するベブの独白から。viperは「毒ヘビ、まむし」の意味で、保安官をののしるシーンでも出てくる。broodは「(動物の)ひと腹の子」の意味で、特に鳥・家禽・昆虫についていう(犬・ブタなどの獣の子はlitter)。

Babylon the Great. Mother of whores and all of Earth's abominations

このエピソードのタイトルにもなっているBook of Revelation(ヨハネの黙示録)からの引用。Babylon the Great は悪の概念「大淫婦バビロン」のことで、abominationは「嫌悪(を引き起こすもの)」の意味。